🍺中年太りの原因は、あなたのせいじゃない|若い頃と同じ生活が、体に合わなくなっただけ

中年太りの原因は、あなたのせいじゃない。若い頃と同じ生活が、体に合わなくなっただけ

体重計の数字より先に、「服が似合わなくなった」ことでショックを受けた…
もし、あなたにもそんな経験があるなら、この記事はきっと役に立ちます。
96kgまで太り、そこから2年で75kgまで落とした僕が、あの頃の体に本当は何が起きていたのかを、当時を振り返りながら一緒に整理していきます。
読み終わる頃には、少しだけ肩の力が抜けているはずです。

服が、入らなくなった。

最初に「あれ、太ったかも」と気づいたのは、体重計の数字じゃありませんでした。
クローゼットから出したお気に入りのシャツのボタンが、なんだか留まりにくい。
ズボンのウエストが、前より食い込む。
そういう、ちょっとした違和感からでした。

「まあ、最近ちょっと食べすぎたかな」くらいに思って、新しい服を買いに行きました。
サイズを上げればいいや、と。

でも、試着室の鏡の前で、けっこうな衝撃を受けたんです。

昔は普通に似合っていたはずの服が、自分が着ると、全然かっこよくない。
シルエットが、なんか違う。
「太った」という事実よりも、「似合わなくなった」という現実のほうが、ずっとこたえました。

このページにたどり着いたあなたも、似たような瞬間を経験したのかもしれません。
「中年太り」「40代 太る 原因」みたいな言葉で検索しながら、心のどこかで「自分のだらしなさのせいかな」と思っていませんか。

最初に言わせてください。
それ、あなたのせいじゃないんです。
少なくとも、あなたが思っているほどには。

この記事は、医学的な原因を冷たく並べるものではありません。
96kgまで太って、そこから2年かけて75kgまで落とした僕自身が、「太っていたあの頃、本当は何が起きていたのか」を、当時を振り返りながら一緒に整理していく記事です。
読み終わる頃に、ほんの少しでも肩の力が抜けていたら、それでこの記事の役目は果たせています。

太ったというより、「諦め」が始まっていた

中年太りのやっかいなところは、ある日突然太るわけじゃない、というところです。

じわじわ、じわじわ太る。
先月と今月で、見た目はほとんど変わらない。
だから「今日からダイエットだ!」みたいな決定的なきっかけが、なかなか来ないんですよね。

そうこうしているうちに、心の中でこんな声がしてきます。

「まあ、歳だし、仕方ないよな」

これ、すごく自然な反応です。
急に太ったなら焦るけど、じわじわだから、焦るより先に諦めが入る。
そして、ここからが本当のループの始まりでした。

服を着てもかっこよくないから、外に出るのが、だんだん億劫になる。
出かけるのが減ると、当然、体を動かすことも減る。
動かないから、ますます体は重くなる。重くなるから、もっと出たくなくなる。

太ったこと自体よりも、この「諦めて、内にこもっていく」感じのほうが、僕にとっては本当の問題でした。
体重が増えることより、気持ちが内側に閉じていくこと。
今思えば、これこそが中年太りの「核」だったなと思います。

むしろ、若い頃より頑張っていたつもりだった

ここで、当時の自分を正直に振り返ってみます。

意外に思われるかもしれませんが、僕、何もしていなかったわけじゃないんです。
むしろ逆でした。

じわじわ太ってきた自覚はあったので、自分なりに対策はしていました。
朝と昼を抜いて夜だけにしてみたり、「ちょっと禁酒しようかな」と思い立ってみたり。
なんなら、好き放題食べて飲んでいた20代の頃よりも、よっぽど節制しようとしていた気すらします。

それなのに、痩せるどころか、じわじわ太っていく。
「こんなに気をつけてるのに、なんで?」というのが、当時の正直な気持ちでした。

ただ——今になって振り返ると、ひとつだけ、20代から何ひとつ変えていなかったことがあります。

お酒の飲み方です。

食事は減らそうとしていた。
運動も、たまには、と思ってはいた。
でも、飲むときの飲み方だけは、20代のまま。
飲み会があればたくさん飲んで、帰り道に締めのラーメンを食べて、そのまま寝る。
そこだけは、若い頃とまったく同じことを、ずっと続けていたんです。

そして、ここがこの記事でいちばん伝えたいところにつながります。
食事や運動をどれだけ頑張っても、体のほうは、もう20代とは別物になっていた。
その変化に、僕はまだ気づいていませんでした。

変わったのは生活じゃなく、自分の体と「遊び方」だった

食事を減らそうとしても、思うように痩せない。
これには、ちゃんとした理由が2つありました。
どちらも、当時の自分はまったく気づいていませんでした。
そして、どちらも「努力が足りない」という話とは、まったく別の話です。

ひとつめは、体の内側の変化です。

身も蓋もない話ですが、人間は年齢とともに代謝が落ちます。
代謝というのは、ざっくり言えば「ただ生きているだけで消費されるエネルギー」のこと。
若い頃は、これがすごく高かった。
だから、飲んで食べて締めのラーメンを食べても、寝ている間に勝手に燃やしてくれていたんです。

ところが、歳を重ねるとこの「勝手に燃やしてくれる力」が、少しずつ落ちていく。
昔は燃やせていた分を、燃やせなくなる。
同じように飲んで食べても、若い頃のように寝ている間に帳消しにはしてくれない。
燃え残った分が、静かに静かに、積もっていくんです。

そして、ふたつめ。
これは僕自身、気づいたとき結構ハッとしました。

「遊び方」が、いつのまにか変わっていたんです。

若い頃って、休みの日に友達と会うと、カラオケに行ったり、ボウリングに行ったり、買い物に行ったり…
なんだかんだ体を動かす遊びをしていませんでしたか?
立ったり歩いたり、地味にエネルギーを使う遊び。

でも、歳をとると、友達と会っても「とりあえず飲もか」になる。
お店に座って、飲んで、喋って、解散。
気づけば、遊びの中心が「飲む」と「喋る」になっていました。
座っている時間がぐっと増えて、休みの日に歩く量は、若い頃より確実に減っていたんです。

代謝が落ちて、燃やす力が減る。
その一方で、遊び方まで変わって、動く量も減る。
この2つが、ぴったり噛み合ってしまう。

つまり僕は、自分から太りに行ったわけじゃなかった。
何も悪いことをしていないのに、気づかないうちに「太る習慣」のほうへ、自然と流されていた。
これが、僕が当時を振り返ってたどり着いた答えでした。

ちなみに、この「体が変わったサイン」は、人によって出る場所が違いますが、多くの場合まずお腹まわりから気になり出すのではないかと。
一番見た目で気になるところですよね。
なぜ全身じゃなくお腹だけが出るのか、というのは、それだけで一本の話になるので、こちらで詳しく書いています。

お腹だけが出てくる理由について(腹だけ出る記事へのリンク)

自分を責めても、何も始まらない

ここまで読んでくれたなら、もう気づいてもらえたかもしれません。

中年太りの原因は、あなたの意志が弱いからでも、性格がだらしないからでもありません。
ただ、体が変わったことに、まだ気づいていなかっただけ。
それだけのことなんです。

自分を責めても、正直、何も始まりません。
「だらしない自分」を責めるエネルギーがあるなら、その分を「じゃあ、変わった体に少しだけ生活を合わせるには?」を考えるほうに使ったほうが、ずっと前に進めます。

そして、思い出してみてください。
あれだけ食事を減らそうとして、運動もしようと思っていた僕が、唯一、20代から何ひとつ変えていなかったもの。

お酒の飲み方です。

ただ、ここで誤解しないでほしいんです。
「やっぱり酒をやめなきゃダメか」と思ったあなた、ちょっと待ってください。

痩せたいと言うと、まわりはみんな「酒をやめろ」と言います。
でも、当時の僕には、それが本当に疑問でした。
お酒が悪いのはなんとなくわかる。
でも、お酒の”何が”太る原因なのか、ちゃんと理解できていなかったんです。
本当にやめないとダメなのか? それすら、わからなかった。

結論から言うと、僕はお酒をやめずに21kg痩せました。
鍵は、「お酒そのものの問題」と「お酒のまわりの習慣の問題」を、分けて考えることでした。
この2つをごっちゃにしているうちは、ずっと「やめるか・我慢するか」の話になってしまう。
でも分けて考えられると、景色が変わります。

ここはこのブログの根っこの部分なので、別の記事でじっくり書いています。
お酒を悪者にせず、体の中で何が起きているのかを一緒に見ていきましょう。

お酒の何が太る原因なのか(酒が原因かも記事へのリンク)

まとめ:あなたが変わったんじゃない。体が変わっただけ

長くなったので、最後にぎゅっとまとめます。

中年太りは、あなたが堕落したから起きたんじゃありません。
若い頃と同じ生活を、変わってしまった体で続けているから、自然と太っていくだけ。
代謝が落ち、遊び方も変わり、知らないうちに太る習慣に流されていた。
ただ、それだけのことなんです。

だとしたら、やることはシンプルです。
今の体に、生活を少しずつ合わせ直していけばいい。
全部を一気に変える必要はありません。
というか、一気に変えようとすると、必ず続きません。
(これは、5〜6個のダイエットに失敗してきた僕が保証します)

完璧じゃなくて、いいんです。
今日「あ、自分が悪いんじゃなくて、体が変わっただけなんだ」と気づけたなら、それでもう半分は進んでいます。

このブログでは、お酒もやめず、無理な運動もせず、2年かけてゆっくり習慣を変えていった僕のやり方を、一つずつ共有していきます。
短期決戦で頑張って燃え尽きるんじゃなくて、長く続く習慣を、一緒に見つけていけたら嬉しいです。

何から始めればいいか、全体像はこちら(総まとめ記事へのリンク)

この記事は、医師や専門家による医療情報ではなく、96kgから75kgまで落とした僕自身の体験と、その中で感じたことをベースに書いています。体の変化や痩せ方には個人差がありますし、特に健康診断の数値に気になるところがある場合や、持病がある場合は、自己流で判断せず、一度お医者さんに相談してみてくださいね。

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